C反応性蛋白(CRP)定量

検査の目的

血清又は血漿中のC反応性蛋白(CRP)の測定を目的とする。
肺炎球菌菌体のC多糖体と沈降反応する蛋白として見いだされ、分子量105000である。炎症や癌などで組織障害などによって活性化された単球/マクロファージは、インターロイキン6(IL-6)、IL-1、TNF(tumor necrosis factor)αなどを分泌し、特にIL-6が肝細胞に結合し、CRPの産生を誘導し、血中濃度が上昇することになる。血清CRPの上昇は非特異的な反応であるが、組織損傷に敏感に反応し、炎症マーカーとして最も広く利用されている。また、癌の進展に伴って上昇するので、広義の腫瘍マーカーとしても有用である。

検査に用いられる手順の原理及び測定法

ラテックス凝集反応を応用し、自動分析装置に適用した光学的測定法である。ラテックス粒子表面に抗CRP抗体を結合させたラテックス試液と検体中のCRPとが反応し、ラテックス粒子は凝集する。この反応を所定の波長における濁度変化としてとらえると、その変化量は検体中のCRP濃度に比例して増加する。既知濃度の別売標準により検量線を作成し、検体中のCRP濃度を求める。

生物学的基準範囲又は臨床判断値

 0.18 mg/dL 以下

警戒値/緊急異常値、異常時報告値

40mg/dL以上

臨床的解釈

CRPは、病原微生物の侵入、循環障害などによる細胞や組織の傷害・壊死、手術や外傷など炎症や組織破壊が起こると、血中で速やかに増加する。CRPは、疾患特異性は乏しいが、病気の活動性や重症度をよく反映する。

可能性のある変動要因

年齢(加齢とともに増加)、喫煙(喫煙者は非喫煙者より高値)、性別(男性や女性よりやや高値)、妊娠(後期で増加)、抜歯などで影響を受ける。ホルモン薬やステロイド薬の投与で低値を示す


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