7.蛍光抗体法

直接蛍光抗体法(IgG・A・M・C1q・C3・Fib)

1. シランコートスライドに4μm凍結切片を各抗体につき連続切片で3枚ずつのせる
       腎…IgG・A・M・C1q・C3・Fibの6種類 ★糸球体が最低1つずつ必要
       皮膚…IgG・A・M・C1q・C3・Fibの6種類 ★上皮と基底膜がでるように
2. スライドたてにのせすぐに冷風乾燥(ファンをつけておく)…約30分
3. -20℃冷凍庫から抗体を出し暗所で解凍する
4. プラスチックスピッツに抗体をデカントで移し遠心分離する…3000rpm 3分
5. 新しいスピッツに上清のみデカントで移す(使用時まで冷蔵庫内で保存)
6. 乾燥したスライドに抗体名と標本番号を記載し染色かごに入れる
7. アセトン固定…5~7分
8. 冷PBSで5分ずつ3回洗浄       ★アセトンから移すときに乾燥注意!!
9. キムワイプで組織周囲のPBSをふき取る    ★組織の乾燥に注意!!
10. スライドに抗体を満載する…湿潤箱(箱の上に紙をかぶせ遮光する)室温1時間
11. 冷PBSで5分ずつ3回洗浄(5分の間は冷蔵庫に入れる)
12. 蒸留水で水洗
13. ゲルマウントで封入する          ★あまり光にあてないように!!
14. 鏡検・写真撮影まで冷暗所で保存

間接蛍光抗体法(C4d)
                  平成20年6月20日改訂

1. シランコートスライドに4μm凍結切片を各抗体につき連続切片で3枚ずつのせる
2. スライドたてにのせすぐに冷風乾燥(ファンをつけておく)…10分
3. 冷PBSで10分ずつ2回洗浄
4. キムワイプで組織周囲のPBSをふき取る    ★組織の乾燥に注意!!
5. 冷10%正常ウサギ血清(NRS)を100μlのせる…湿潤箱 室温20分
6. キムワイプで10%NRSをふき取る
7. 抗C4d抗体(5%NRSで100倍希釈)200μlのせる…4℃ overnight
8. 冷PBSで5分・10分・15分・30分ずつ合計60分洗浄する(冷蔵庫に入れる)
9. FITC標識Rabbit抗Mouse IgG抗体(5%NRSで10倍希釈)を300μlのせる
  …湿潤箱(箱の上に紙をかぶせ遮光する) 室温1時間
10. 冷PBSで10分ずつ2回洗浄(10分の間は冷蔵庫に入れる)
11. 蒸留水で水洗
12. ゲルマウントで封入する        ★あまり光にあてないように!!
13. 鏡検・写真撮影まで冷暗所で保存



病理検査にもどる