緊急の場合(参考)

1.T&S実施済みの場合

 (1)基本的に交差適合試験は行わなくてもよい。
 (2)ABO血液型同型、Rho(D)陽性、不規則抗体陰性の患者はT&S済みとし
    て出庫する。
 (3)T&S検査結果の有効期限は前回の輸血から1週間以内である。
   ①ABO血液型(血液製剤の血液型ラベルと患者血液型)
   ②外観、色調、バッグ破損の有無
   ③ロット番号、有効期限、照射の有無を確認した後、出庫する。

2.T&S未実施の場合

1)緊急の場合(30分以内に出庫する場合)

 (1)10分以内の赤血球供給はO型血以外にはできないことを周知させておく。
    (その間の患者生命維持は輸血以外の救命処置が必要である)
 (2)患者血液到着後直ちにABO血液型、Rho(D)を確認する。
 (3)在庫同型血がある場合、生理食塩液法でABO適合を確認しておく。

2)比較的時間がない場合(1時間以内に出庫する場合)

 ABO血液型、Rho(D)を確認する
 (1)輸血量が少ない場合
    間接抗グロブリン試験を行う。
 (2)輸血量が多い場合
   ①最初の5本まで間接抗グロブリン試験を行う。
   ②すべて陰性であれば、以後は交差適合試験を省略して出庫してもよい。

3)比較的時間の余裕がある場合(2時間以内に出庫する場合)

   ①ABO血液型、Rho(D)を確認する
   ②間接抗グロブリン試験を行う。

3.在庫同型血がない場合

 血液センターに同型血を発注する(赤血球製剤は照射血を発注する)が血液センター
からの到着時間によって対応が異なる。
 1)発注後1時間以内に血液が到着する場合
  (1)同型血であることを生理食塩液法で確認後出庫する。


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