病理解剖介助手順
1.室内冷暖房のスイッチを入れる。
2.デジタルカメラの電源コンセントを差込、本体のスイッチをONにする。
撮影可能枚数の確認も併せて行う。
3.写真用ものさしの番号の取り替え 例:A15-10
4.20%ホルマリンおよびその容器の準備
5%ホルマリンおよびその容器の準備(腸管切開用)
5.心臓採血の注射器、針および試験管の準備
6.消毒薬の準備 2ケ所(解剖台、大型バケツ1杯)
ピューラックス2本×2ケ所
7.蛍光灯の点灯 2ケ所
8.解剖台上の設置 a.切り出し台
b.ステンレスバット 3個
9.刃物類の準備 a.脳刀 1本
b.メス 2本
C.鋏 2本
d.鉗子 2本
e.骨切鋏 2本
f.スポンジ 2個
g.腸管入バット 1個
h.計量カップ 2個
10.執刀開始(技師は左側に位置する)
11.病理医の指示に従う
腸管の切開:バット内で内容物を確認しつつ行う。
内容の所見について執刀医に報告後、5%ホルマリンで洗浄する。
臓器外形の写真撮影(別に定める・剖検室内展示)
臓器細部の写真撮影(別に定める・ 〃 )
12.屍体の胸腔、腹腔を清拭する。
13.器具を清拭し、消毒薬中へ投入する。
14.屍体の周囲を清拭(器具の置き忘れの防止)する。
15.縫合して良いか執刀医に確認する。
16.屍体中へタオル・布等を入れる(形を整える)。
17.縫合(一部を不要臓器を入れるため空けて置く)する。
18.全部縫合(不要臓器が無い事を確認)する
19.屍体を清拭する。
20.各臓器を固定(肺はホルマリン注入、消化管はピンで止める)する。
21.解剖台・床等を清拭・消毒する。
22.器具を洗浄する。
23.刃物類を整理整頓する。
24.カメラのスイッチOFFにし、電源コンセントを抜く。
手袋を清潔なものと交換し、メディアを未撮影の物と交換する。
25.室内冷暖房のスイッチをOFFにする。
26.次解剖番号の表示
27.ゴミの整頓・処理(青のビニール袋使用の事)する。
28.解剖衣の整頓・処理する。
注意:1.縫合針は皮膚の下から刺して皮下組織が表に出ないように縫合すること。
2.縫合針の先には術者の手指を置かない、また離れる方向になるように癖をつける
こと。
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