検査室の対応

1.副作用原因解明のための処置
 ①患者から採血・採尿。
 ②輸血セットと血液バッグを捨てないで確保しておく。(血液バッグは可能な限り無菌
  的に回収するように努める)
 ③副作用の症状、患者の輸血歴、妊娠出産歴、使用薬剤などの情報をできるだけ詳しく
  把握する。
 ④輸血前の患者血液、並びに輸血した血液のセグメントを数週間保存しておく。
  輸血後肝炎の追跡には最低6ヶ月の保存が必要である。

2.検査室の基本的な対応
 ①事務的、検査技術的ミスの有無を確認。
 ②輸血前後の患者血液を用い、ABO、Rho(D)血液型、不規則抗体の再検査。
 ③輸血前後の患者血液を用い、直接抗グロブリン試験並びに交差適合試験の再検査。
 ④白血球抗体、血小板抗体検査。
 ⑤血清型不適合の検査。(抗IgA、抗Gmなど)
 ⑥細菌学的検査。



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