リウマトイド因子(RF)

検査の目的

血清又は血漿中のリウマトイド因子の測定を目的とする。関節痛、関節腫脹、朝のこわばりなど関節リウマチを疑う症状を有する場合に行う。

検査に用いられる手順の原理および測定法

検体中のリウマトイド因子(RF)は、変性ヒト免疫グロブリンG(IgG)を感作したラ
テックスと反応し、凝集塊を形成する。この凝集塊を光学的に測定し、RF濃度を求める。

生物学的基準範囲又は臨床判断値

 15 IU/mL以下

警戒値/緊急異常値、異常時報告値

 該当なし

臨床的解釈

リウマトイド因子(RF)は変性ヒトIgGのFcレセプター部分と強く反応する自己抗体である。IgM型RF、IgG型RF、IgA型RFなどがある。通常のRAテストにおいてはIgM型RF抗体価が反映される。陽性率は低いがIgG型RFは疾患活動性に相関する。RAの80~85%で陽性(ただし発症時は約70%で陽性)。MCTDの50~60%、SLEの15~35%、SScの20~30%、Sjogren症候群の75~95%でも陽性とされている。また健常者の2~4%、健常高齢者の10%で陽性である。

可能性のある変動要因

検体によっては、まれに検体中の目的成分以外との反応や妨害反応を生じることがある
非常に高濃度の検体については低値を示す可能性がある
測定上限以上の高濃度検体については、キャリーオーバーにより次検体以降の測定値に影響を与える可能性があるので注意が必要である


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